スタッフインタビュー 支援・サポート ひとり親の生活

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食品を「提供したい人」と「必要とする人」を繋ぐ

お話をきいた人:フードバンク福岡 スタッフ

フードバンク福岡について

「フードバンク」とは、賞味期限内でまだ食べられるにも関わらず、パッケージが破損したり、規格に満たなかったりして販売できない食品、また家庭で消費しきれない食品を、企業や農家、個人などから無償で受け取り、食べ物に困っている人や福祉施設に無償で提供する活動です。「フードバンク福岡」は福岡市、古賀市、久留米市に倉庫をもつ九州で最も規模の大きいフードバンクであり、年間約300トン以上の食品を「提供したい人」から「必要としている人」へと繋いでいます。
※支援を受けたい個人の方からの相談は「フードバンク福岡」では受け付けておらず、公的機関や個人支援団体の紹介を通して支援を行っています。


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「前向きになれた」という声から感じる食の大切さ
 

食事をとることが次のステップの一歩に繋がる

2017年にフードバンク福岡が発足した当初は、食品ロスの観点からの取り組みでした。しかし、実際に活動を続けるうちに多くの方が食品提供を必要としている実状があることに気づきました。私たちには食品提供しかできないのですが、食品に困っている方が食事をとることで、次のステップへとつなげていける第一歩になればと思って活動を続けています。

私たちが扱う食品取扱量は、44トン(2017年)から336トン(2023年)へと急増しています。しかし、食品受け取り量以上に、食品の必要な施設団体が急増していて、2023年度末には食品受取団体が284団体と、前年比で120%になっています。このような団体、個人で必要とされる方に食品提供を行うには、1団体では限界があり、提供のための仕組みづくりが急務となっています。

今後は、食品提供を必要な方へ提供するための制度化や法律制度を整えていくとともに、社会全体で食を中心とする地域のセーフティネットをつくりあげていくことの必要性を感じています。

<団体の基本情報>
特定非営利活動法人 フードバンク福岡
ホームページ:https://fbfukuoka.net/