体験談 仕事のこと お金

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若い頃から続けていた節約に加え、投資で収入をアップ

50代 女性

いま、中学生の子どもがまだ幼い頃に離婚しました。結婚する前、20代前半の頃からできるだけ貯蓄を増やして仕事を早く辞めたいと思っていたので、給与が上がっても生活を変えることなくコツコツと貯蓄する生活をしていました。趣味はスポーツクラブで汗を流すことくらい。でも、年に1度は海外旅行を楽しんでいました。

離婚することになった時、よかったと思ったのは、仕事を辞めたいと思いながらも続けていたことです。離婚後も安定した収入はあったものの、更なる節約のため、マイカーを手放し、格安携帯に変更し、電気契約のアンペアを下げるなどして月々の固定費をなるべく減らしました。そして、子どもと出かけるのは公園や児童館など基本的に無料で遊べるところ。「福岡市政だより」に載っている無料イベントなどにもよく参加したものです。試写会に応募して、子ども向けの映画を観に行くこともありました。そのような生活を進んでやっていたのは、独身の頃から節約生活に慣れていたからかもしれません。そしていまも年に1度は子どもとの沖縄旅行などを楽しんでいます。

子どもにはいろいろな経験をしてほしいと思い、ピアノや英語、ダンスなどさまざまな習い事をさせています。市民プールの水泳教室、公民館でのそろばんや習字教室は料金も安く、学校帰りに通いやすいのでおすすめです。中学生になったいまは学習塾に行くようになり、覚悟はしていましたが料金の高さに驚いています。

やはり、これからの高校、大学の教育費が心配で、節約と同時に収入を増やす工夫もしています。特技を生かして副収入を得ていた時期もありましたし、離婚した後に購入した小さな中古マンションは購入時よりも価値が上がり、現在はそこを引っ越して賃貸に回しています。仕事以外に副収入、家賃収入などがあることは精神的な安定に繋がっています。マンションはいざとなったら売却できるという安心感もあります。

また、銀行の方と相談しながら小額からできる投資も行っています。多少はリスクもありますが、ただ貯金しているだけではほとんど増えないお金をいかに増やすかということを、自分なりに勉強しながら実践し、いまのところ資産が着実に増えています。

私と同じような境遇の方も、状況が許せば、まず正規雇用をめざすことをおすすめします。幼い子どもと離れるのは寂しいものですが、保育園や学童保育などで見てもらいながらしっかりと働くことで、自身のキャリアアップになると同時に、子どもが成長するにつれてかさんでいく教育費をしっかり賄うことができます。子どもと離れている分、休日に思い切り一緒に遊んでメリハリをつけるのもリフレッシュになるでしょう。

ひとり親は、節約する、正規雇用で仕事をする、副業にチャレンジする、投資で増やす。このようなことを無理のない範囲で同時に行う工夫なども必要かと思います。自分に合った収入が方法を探してみてはいかがでしょうか。