2023.03.03
ページ番号:104
夫婦継続か?離婚か?
どうすべきか悩んでいるときって、強いストレスを感じますよね。どちらを選択するかによって自分とこども、そして相手の生活が大きく変わります。そして、どちらを選んでも痛みや苦しみが伴います。
答えに正解はありません。ただ、決断するときに注意して頂きたいのは「周りからどう見られるかに振り回されること」です。親兄弟や親戚、友人などがいろんな意見を言うかもしれませんが、最も大切なのはあなた自身とお子さんが幸福かどうかです。誰もあなたの人生を肩代わりしてはくれないのです。
「私は、どんな人生を生きたいのか」この問いが答えを導いてくれるはずです。
ピンと来ないときは、10年後の未来をイメージする方法が有効です。
- 10年後、夫婦継続していたらどのようになっているか?
- 10年後、離婚していたらどんな生活をしているか?
そうは言っても、悩みはたくさん出てくるでしょう。例えば、経済的なこと、こどもの心に与える影響、住む家、仕事など、考え出したら頭がパンクしそうになるかもしれません。
こんなときは、頭の中でぐるぐる考えるより、紙に書き出すと思考が整理しやすくなります。
まずは、気がかりなことをリストアップするだけでいいのです。多くの問題は、大きく3つに分けられます。1つ目は、書いたり話したりするだけで気持ちが落ち着くこと。2つ目は、解決策があること。3つ目は、考えてもどうしようもないこと。つまり、1つ目と3つ目はもう考えなくていいのです。2つ目の解決策があることを一つずつ対処すれば良いのです。
一人静かに座れる時間を作り、頭に浮かんだことをただ書き出してみると、進むべき道が見えてきたり、以外なアイデアや解決策が浮かぶこともあります。
ただし、決して焦って進めないようにして下さい。なかなか進まないということは、時間をかけて解決する必要があることなのです。どんな決断をしたとしても間違いではありません。どちらを選んでも平坦な道はありません。そして私たちはみんな自分を信じさえすればどんな道でも乗り越える力を持っています。
この記事を書いた人
医学博士 山下あきこ 株式会社マインドフルヘルス代表
医学博士、神経内科・内科医師。二児の母。病気を治すより、健康づくりを行うことを決心し、病院を辞めて会社を設立。マインドフルネス、well-being、栄養、運動、睡眠、脱依存、習慣化という要素を軸にセミナーや本の執筆を行っている。