体験談 離婚・再婚 ひとり親の生活

ページ番号:195

自由に生きる女性を見て、長年思い悩んだ離婚を決意

30代 女性

3人の子どもをもつシングルマザーです。約2年前に離婚をしたのですが、そこに至るまでには長い道のりがありました。元夫はDVの気質があり、何度も離婚しようと思いながらもなかなか決断できずにいました。この状況をどうにかできないかと家庭児童相談所、区役所の相談窓口、友人など、思いつく限りありとあらゆるところに相談しました。相談した誰もが口をそろえて言うのは、「離れたほうがいい」ということ。自分でもわかっていたのですが怖くて逃げだすことができず、また子どもにとって両親が揃っていることの大切さなどを考え、ずっと何も変えられずにいました。

その気持ちが動いたのはある女性との出会いです。私よりも年上の方で、生き生きと自分の仕事をしていて、考え方がポジティブ。とても魅力的に感じました。その女性と話しているうちに、私も彼女のように自由になりたい、自分の人生を楽しみたいと思えるようになったのです。そして、覚悟ができて離婚への準備を始めました。離婚は大変ではなかったというと嘘になりますが、想像していた10分の1くらいの苦労でした。

離婚する前に「夢ノート」に書いていた、「子どもと一緒に笑って過ごしたい」、「家族が安心して暮らせる家に住みたい」という思いをいま実現できているのがとても幸せです。一番上の子どもも元夫に厳しく当たられていて、何をするにも気を遣っていることを感じていたので、いまのリラックスした様子を見ると離婚してよかったと思います。

覚悟を決めるまでに時間がかかりましたが、ひとりで抱え込まずいろいろな人に相談していたことは、自分自身にとってとてもよかったことだと思います。相談することで気づくことは多いですし、自分の気持ちを確かめることもできます。同じように悩んでいる人も、きっと私のようにきっかけがあればいい方向に進む決意ができるのではないでしょうか。私に気づきを与えてくれた女性のように、今後は私自身が同じような境遇の方の支えになれたらうれしいです。