体験談 仕事のこと ひとり親の生活

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PTA制度の変化を進めることを目的に役員に

40代 女性

2人の子どもが幼い頃に離婚し、現在は2人とも高校生になりました。子どもが学校生活を送る間、保護者が避けて通れないのがPTAや地域活動です。私も働きながら小学校、中学校と役割を担当してきました。

子どもが小学校に通っている頃は、PTAの広報委員と地区委員を務めました。広報委員では広報誌の製作に携わり、学校で行われた行事などの原稿書きを担当していました。ご近所さんが広報委員長をしていて家庭の状況を理解していてくれていたこともあり、仕事から帰ってからの空き時間で作業できる分量を任されていたのだと思います。また、地区委員では1年に数回、通学路での旗持ちや夏祭りのパトロール、地区委員会開催のための場所の確保などを行いました。早朝からの旗持ちは仕事前の限られた時間に行うので大変でしたが、仕事にぎりぎり間に合う時間だったので参加できました。周囲の方にも恵まれていたこともあり、無理のない範囲で参加できたと思います。

また、中学校ではPTA副会長と書記を併せて2年間務めました。小学校の時はPTA会議が昼間に行われ参加が難しかったのですが、中学校では夜になったため、仕事終わりに参加できるようになりました。とはいえ、19時に学校に集まり、21時に帰宅して夕飯の準備と時間的にはかなりハード。そのようななかでもPTA役員を引き受けようと思ったのは、私のなかにPTA活動は今の時代に合わせて変化するべきという思いがあり、私が役員になることで変わるきっかけを作れるのではないかと思ったからです。そのため、会議などは積極的に参加し、保護者が参加しやすくなる方法、変えたほうが効率的になることなどに関して積極的に発言しました。そういった投げかけもあり、少しずつですが中学のPTA制度に変化が生まれたので、参加した甲斐があったと思います。

振り返ると、時間のやりくりは大変でしたが、PTAや地域の役割を引き受けてよかったと思っています。先生と会う機会が増えたので相談もしやすくなりましたし、保護者の方との交流も生まれました。ですが、どの家庭にもさまざまな状況があるので無理をする必要はないかと思います。私のように目的があるのなら、参加してみるといい経験になると思います。