体験談 離婚・再婚 ひとり親の生活

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成長した息子たちがよろこんでくれたパートナーの存在

40代 女性

大学生と高校生の息子をもつシングルマザーです。現在は、パートナーを含め4人で暮らしています。
元夫と離婚したのは約15年前のことです。子どもたちが小さい頃は仕事と子育てに精一杯で、恋愛を考えることはありませんでした。ですが、子どもたちが成長してそれぞれの進路・将来を決める時期になり、2人を送り出した後の私自身の将来についても自然と考えるようになりました。子どもたちは友達と遊ぶことが増え、週末に家族で出かける事もなくなり、ぽっかりと時間ができた約2年前、子離れ・親離れをする時期を感じ、これからは私も自分の人生を楽しみたいという気持ちが湧いてきました。そこで結婚にこだわらず、パートナーが欲しいという気軽な気持ちでマッチングアプリを使ってみたところ、現在のパートナーと出会ったのです。決め手になったのは価値観が似ているところ。家族を大切にする、相手にさりげなく気を遣うなど、一緒にいてとても心が落ち着く人です。
成長していたとはいえ、パートナーの存在を子どもたちに伝えることは不安でした。どんな反応をするのだろうと思っていたところ、長男は「おめでとう」と喜び、次男はどう反応すればいいのかわからないといった様子でしたが反対することはありませんでした。息子たちと初めて対面した時、パートナーは「歳の離れた友達だと思って」と伝え、程よい距離を保ったことで、息子たちも受け入れやすかったのではないかと思います。また、息子たちとパートナーには共通の趣味があったことも仲を深めるきっかけになりました。趣味にまつわるイベントがあれば「興味があれば行こう」と誘い、みんなで出かけていました。その後、パートナーも一緒に暮らすようになり、半年ほどが過ぎました。パートナーは一人暮らしが長かったので家のことは何でもお手の物。私も仕事をしているので2人で家事を分担するのが当たり前の対等な関係を築けています。
思い返せば、離婚したのは元夫と仲違いする様子を息子たちに見せたくなかったから。パートナーと協力しあって穏やかに暮らす現在の様子を見せられたことで、息子たちが将来家庭をもった時にいい影響があるのではないかと思っています。また、「母には母の人生がある」と息子たちが気づき、自分の人生を考えるきっかけにもなったのではないでしょうか。
40代後半になると自然な出会いはなかなか難しいもの。もしパートナーが欲しいと思ったなら出会うための行動を起こしてみてもいいのではないかと思います。