体験談 支援・サポート ひとり親の生活

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ひとりで頑張る娘を尊重し、遠くから応援

60代 女性

離れた場所で暮らす40代の娘から「別居することにした」という連絡を受けたのは5年前のこと。その後離婚が成立しました。娘はあまり愚痴を言ったり相談をしてくるタイプではなく、離婚を決めたときも事後報告でした。詳細な経緯を話すのも気が進まなそうだったので詮索はせず、娘の判断をただ見守っていました。

離婚する前、専業主婦だった娘は仕事に復帰し、親子3人での暮らしを頑張っています。離婚当時、孫は中学生と小学生。孫たちは父親が大好きだったので、離婚を受け入れられず辛そうでした。上の子は反抗期が重なり親子関係でかなり苦労しているようです。ゲームに依存し、不登校にもなりました。遠くで暮らしているので、そばで手助けをすることはできませんし、コロナ禍と自分の生活があり出かけることもできません。私にできることといったら「元気か?」「何かできることはないか?」「子どもたちに会いたい」と伝えることぐらいです。

娘は「困ったときには連絡するから、それまではそっちで元気に頑張って」と言います。

シングルマザーの家庭に育ち大変さは十分に分かっているはずなのに、離婚を選んだのは、自分らしく生きる道を歩き始めたという事だと思います。もう少し便りくらいくれたらいいのにと思いますが、自分も親に対して何もしゃべらなかったなあと思います。娘の離婚を経験して、私が離婚し親と離れて自分なりに自分の人生を歩むことを応援してくれた母の気持ちを思うことがあり、母に感謝しています。私も娘の気持ちを尊重し、応援したいと思います。

子どもがいる夫婦にとって、離婚はできれば避けたいこと。でも離婚は不幸なことではありません。その選択がよかったと思えるように、そして離婚後の人生を幸せにするために、自分の力を信じて頑張っていって欲しいです。