スタッフインタビュー 支援・サポート ひとり親の生活

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「前向きになれた」という声から感じる食の大切さ

お話をきいた人:フードバンク福岡 スタッフ

フードバンク福岡について

「フードバンク」とは、賞味期限内でまだ食べられるにも関わらず、パッケージが破損したり、規格に満たなかったりして販売できない食品、また家庭で消費しきれない食品を、企業や農家、個人などから無償で受け取り、食べ物に困っている人や福祉施設に無償で提供する活動です。「フードバンク福岡」は福岡市、古賀市、久留米市に倉庫をもつ九州で最も規模の大きいフードバンクであり、年間約300トン以上の食品を「提供したい人」から「必要としている人」へと繋いでいます。
※支援を受けたい個人の方からの相談は「フードバンク福岡」では受け付けておらず、公的機関や個人支援団体の紹介を通して支援を行っています。

 

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食品を「提供したい人」と「必要とする人」を繋ぐ
提供された食品はこども食堂や福祉施設などへ

寄せられた声から見えてくる、食品に困っている方の現状

私たちが繋いだ食品を利用した方から、「おなかいっぱいごはんを食べられた」「果物を食べてうれしかった」など、さまざまな声をいただいています。ひとり親家庭の方からは、「自分とこどもがごはんを食べるだけで精一杯の暮らしです。フードバンクからお菓子をいただいたので、久しぶりに甘いものを食べたらもう一度がんばろうという気持ちがわいてきました」といった内容のメールをいただき、活動を続けていることの意義を感じました。食品に困っている時はどうしても食生活の幅が狭くなってしまいます。私たちがお渡しする食品を食べることによって、食の楽しみを感じ、前向きな気持ちになっていただければうれしいです。

そして、よろこんでいただけてよかったという気持ちと同時に、食品に困っている方の現状がよりくっきりと浮かび上がり、この課題に対して社会全体で取り組むことへの必要性も感じています。
 

<団体の基本情報>
特定非営利活動法人 フードバンク福岡
ホームページ:https://fbfukuoka.net/