2023.03.03
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異性の子の、身体的な発達をどうサポートしたらいい?
異性の体は未知の世界ですよね。経験したことがないのですから。
でも、かわいいこどものためですから目をそらしてばかりもいられません。
お母さんと男子の場合、小学校高学年までは特に口出しすることはありません。ただ、多くのお母さんは息子さんを恋人のように考えがちです。分かっちゃいるけど、性的なことに興味を持ち始める姿にモヤモヤするのです。「疑似恋愛」の気持ちがあることを認め、その気持ちを手放し、そっと見守る覚悟が必要です。あとは、勝手に本人が学びます。ただし、中高生になって女の子と付き合うようになったら、成人までこどもだけは作らないことや自分の快楽のためだけに女の子を利用しないように伝えることも必要です。こうしなさいという忠告ではなく、「私は女性としてこう思う。あなたはどう思う?」という会話の時間を作るのです。これはお母さんだからこそできることです。
お父さんと女子の場合、はじめのハードルは初潮でしょう。早い子は4年生頃に始まりますのであらかじめ、娘さんと一緒にネットなどで勉強することをお勧めします。何を準備したらいいのか、どんな症状があるのか、まずは理解することです。そして、胸が大きくなってくるので下着も変わります。店員さんにお願いして適切なものを選んでもらいましょう。
他にも成長すると予想外に戸惑うことがあるでしょう。男子でも女子でも、異性の大人にも協力してもらいましょう。小さい頃から気軽に話せるような関係を作ってもらうことで、いざというとき子どもはその人に相談できます。
祖父母、友人、職場の人、学校や習い事の先生、養護教諭など、探せば親身になってくれる人はいるものです。人に頼ることを恐れないで、子どもと一緒に成長や変化に対応して行きましょう。
この記事を書いた人
医学博士 山下あきこ 株式会社マインドフルヘルス代表
医学博士、神経内科・内科医師。二児の母。病気を治すより、健康づくりを行うことを決心し、病院を辞めて会社を設立。マインドフルネス、well-being、栄養、運動、睡眠、脱依存、習慣化という要素を軸にセミナーや本の執筆を行っている。