2023.03.03
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子どもの応援者のひとりとして元夫と交流
こどもが 2 歳の頃離婚し、20 年以上が経ちます。私が元夫に会うことはありませんが、こどもと元夫は交流しています。離婚したとはいえ、こどもにとってはたったひとりの父親。わだかまりや葛藤はあったものの、こどものことを一番に考えると、もし私に何かあった時にこどもが頼れる人は一人でも多い方がいいとの思いでした。養育費を払ってくれないなど負の部分もありながらも、誕生日やクリスマスなどにはこどもが喜ぶプレゼントを用意して、会いたいと思ってもらえる父親であろうと頑張ってくれたので、こどもが成人を迎えた時には、離婚後はじめて親子3人でお祝いの食事をしようという気持ちにもなれました。腹が立つこともありましたが、父親としてこどもの応援者でいてくれたことに感謝しています。
私がひとりで子育てをしてきて感じたのは、応援してくれる人はひとりでも多いほうがいいということです。こどもが幼い頃には若いシングルマザーということで陰口を言われることもあって周りと関わることを拒み、一匹狼のような時期もありました。しかしこどもを守るためにはネットワークが必要だということに気づき、交流を大切にするように。するとありがたいことに、たくさんの応援者に恵まれるようになり、おかげでこどもはたくさんの人に見守られながら成長することができました。そんな経験から、周りへの感謝を忘れず、共助の環境を自ら作っていくという意識が大切だと思っています。ひとりだと思わずに、何事も人それぞれという寛容な気持ちを持ちながら、繋がるご縁を大切にしていくと応援者が自然と増えると思います。