コラム お金 ひとり親の生活

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クルマを持たない選択 「利便性」と「コスト」

福岡市在住のファイナンシャルプランナー

子どもの保育園への送迎時、かさばる日用品の購入時など、クルマがあるのは便利ですよね。ただ、クルマを持つということは、購入費はもちろん、維持費も必要になります。

維持費の内訳は、燃料代・自動車保険・税金・駐車場代・車検やオイル交換代、等々。

中でもガソリン価格の高止まりから、クルマを所有しているだけでお金がなくなっていくという声もあがっているようです。そこで、維持費を必要としないカーシェアを検討してみるのはいかがでしょうか?

運営会社によるものの、多くの場合、カーシェアの維持費負担は必要ありません。毎月会員費(1,000円前後)+使用料(時間制)が必要となります。
使用料についても、例えば15分単位×実使用分と細かく設定しているところが多く、チョイ乗りにはぴったり。しかし、自宅からカーシェアのステーション(拠点)が遠い場合、利便性が下がる可能性があります。悪天候の中、幼い子どもを連れてステーションまでいかねばならないときもあります。

日々クルマを利用しなければならない、でも購入するのは躊躇する、などの場合にはカーリースという手段もあります。車両本体価格や税金、保険料などの費用を契約年数に応じて算出し、月々定額制で利用できます。ただし、ガソリン代や駐車場代などの費用はユーザーの負担となります。カーシェアほどコスト重視はできませんが、保育園の送迎が必要な年数のみリースする、など検討してみるのもよいでしょう。

クルマに対する「利便性」と「コスト」。お子様の年齢、職場の場所や生活環境など状況に応じて選択肢はいくつかありますが、「コスト」を重視する場合は、カーシェアを選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

 

匿名:福岡在住のファイナンシャルプランナー


弁護士・公認会計士・税理士・司法書士のバックアップを業務とし、主に「相続・事業承継」におけるリスクファイナンス形成を得意とする。また将来設計をリスクファイナンスの視点でアドバイスする業務も行っている。