2025.01.29
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ひとり親がこどもと暮らしやすい社会の実現をめざして
団体紹介 しんぐるまざあず・ふぉーらむ・福岡
「しんぐるまざあず・ふぉーらむ・福岡」は、ひとり親家庭の母親を中心に、シングルマザーがこどもと共に生きやすい社会、暮らしを求めて、国や関係団体への提言、シングルマザーやそのこども同士の交流、情報交換、相互援助などを行うグループです。会員に向けた年3回のニューズレターの発行、親子で楽しむイベントの開催、学習会やワークショップなどの活動を行うほか、指定管理者として「福岡市立ひとり親家庭支援センター」の管理・運営も行っています。
暮らしを守るために当事者の声を届けて40年
「しんぐるまざあず・ふぉーらむ・福岡」は1984年に活動を開始し、2005年から特定非営利活動法(NPO法人)として活動しています。発足のきっかけは、1984年に児童扶養手当の改正案が提出されたことです。そこには未婚の母への支給の打ち切りや支給年数の短縮などが盛り込まれていて、当時、シングルマザーには受け入れがたいものだと感じました。
改正案に反対する声は全国的に高まり、福岡でもシングルマザーを中心に任意団体として活動を開始。児童扶養手当の改正案に反対する内容のチラシを街頭で配ったり、県議会への働きかけを行ったりしました。その結果、1985年の改正時に未婚の母への支給停止は修正され、当事者の声を届けることの大切さを痛感しました。
その後も必要な時には声を上げ、シングルマザーとそのこどもの生活を守ることに取り組んできました。
また、そのほかの活動としては、発足以降毎月行っているシングルマザー同士の交流の場“おしゃべり会”の開催や、親子で参加できる季節のイベントなどを開催しています。
シングルマザーや離婚前の母を対象とする生活相談も受け付けていて、これまでの相談者は1,000人以上。また、母子家庭にとって関心が高いテーマの講演会事業や、行政や教育機関などと共に行う調査研究事業、食糧支援事業なども行っています。
私たちは、すべての活動を“ひとり親がこどもと共にいきいきと暮らせる社会の実現”のために行っています。入会も受け付けていますので同じような思いをお持ちの方は、ご参加ください。