体験談 支援・サポート ひとり親の生活

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病気やケガでの入院時、さまざまなサポートを利用

50代 女性

高校生の息子をもつシングルマザーです。ひとりで子育てをするなかでさまざまなことがありましたが、一番大変だったのは、私自身が病気やケガをした時です。

最初の入院は、息子が小学4年生の頃でした。2人で出かけていた時に、私が脚を骨折してしまい、そのまま入院。何の準備もしていない状態だったので、いろいろと大変でしたが、幸いなことに近くに妹家族が住んでいたのでサポートを頼むことができました。約2か月半の入院期間中、息子は妹の家へ。息子も慣れない環境で気を遣うことも多かったと思いますが、よくがんばってくれたと思います。学校が休みの日は病院に来て一緒に過ごしたり、車椅子で外出できるようになったら一緒に出かけたりして、2人の時間をもつようにしていました。

2度目は病気だったので、あらかじめ準備をしたうえで入院することができました。入院は10日程度と期間が短かったことと、中学生になった息子が「ひとりでも大丈夫!」と言ったこともあり、今度は自宅で留守番してもらうことに。「ひとり親家庭支援センター」の制度を利用して、家庭生活支援員さんに毎日ごはんを作ってもらうなど、サポート制度も利用してなるべく息子が普段通りに暮らせるような工夫をしていました。とはいえ、コロナ禍のことだったので面会もできず、ひとりにしておくことにはいろいろ心配な点もありました。いまはビデオ通話も気軽にできるので、息子の表情などを見ることができ、少しはほっとしたのですが、やはり気がかりなことには変わりなかったです。

いまでは高校生になった息子。身の回りのことや食事のことなどは自分でできるようになりました。また、私が急な病気やケガをした時に対処できるように、防災グッズの非常持ち出し袋を入院の時にも使えるように準備しています。でも、できることならその備えを使わなくていいように、これから先も親子で健康に過ごしていきたいと思います。