2026.03.18
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遺児に向けた「あしなが奨学金」を支える学生たち
あしなが学生募金 について
「あしなが学生募金」は、病気や災害、自死などで保護者を亡くした遺児への支援を行っている学生団体です。毎年春と秋に全国各地の街頭で募金活動を行い、多くの方から心のこもった寄付をいただいています。
お預かりした寄付は全額「一般財団法人あしなが育英会」に寄付し、遺児や親に障がいがある子どもの奨学金として役立てられています。1970年に最初の募金活動が始まった“あしなが運動”の歴史のなかで、支援した遺児は約11万人を数えます。
募金活動を通して深まる感謝の気持ち
私は父を亡くした遺児として、高校生の時から「あしなが奨学金」の給付を受けている奨学生です。母が手続きをしたので、初めの頃はこの奨学金がどんなものなのか深く知ろうとしませんでした。その気持ちが変わるきっかけになったのは、「あしなが育英会」が主催する高校奨学生向けのサマーキャンプへの参加です。私たちのためにがんばってくれている「あしなが学生募金」の方々の存在を知ることで感謝の気持ちが生まれ、私も大学生になったら活動に参加することを決めました。
現在は福岡市内の大学に通いながら、「あしなが学生募金」の局員として活動しています。局員は奨学生が中心ですが、最近は子どもの貧困問題に心を寄せてくれる人も多く、奨学生以外の参加も増えています。福岡県内の募金活動は福岡市、北九州市、久留米市で行っていて、福岡市では博多や天神の街頭で寄付をお願いしています。
私たち奨学生にとって、寄付をしてくださる“あしながさん”と実際に会うことができるのはこの機会だけ。いつも心の中にある感謝の気持ちをこの時ばかりは思いきり声に出して伝えられることがうれしいですし、もっと勉強をがんばろうというモチベーションにも繋がります。
これからの目標は、もっと多くの人に「あしなが学生募金」を知ってもらい、私と同じような境遇の方の手助けになることです。また私自身も“あしながさん”のあたたかい支援に感謝しながら、これからさまざまなことに挑戦していきたいと思っています。


