2023.03.03
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無理せず付き合えるひとり親仲間との出会い
8歳の娘を育てるシングルマザーです。相手の男性と一緒になろうという話をしていたのですがうまくいかず、こどもはどうしても欲しかったので未婚でこどもを産むことを選びました。今思うと、その頃はひとりで産み育てるということがわかっていなかったのだと思います。
福岡で暮らし始めたのは娘が3~4歳の頃。引っ越したばかりで頼れる人がいなかった私を助けてくれたのは、ひとり親サポートのNPO団体でした。託児室にこどもを預けるほか、交流会やイベントなどに参加するうちに、顔見知りの保護者の方も増えてきました。
なかでもこども同士の年齢が一緒のあるお母さんは会うたびに話をしていて、気が合いそうだと感じたので連絡先を交換し、センター外でも時々会うようになりました。お互いに忙しいので無理せず、2ヶ月に1度くらいでしょうか。お互い託児室にこどもを預けてランチを楽しむなどリフレッシュの時間を過ごしています。今までほかの人には話せなかったひとり親ならではの悩みなどを気兼ねなく話せる友人ができたことは、とてもうれしいことです。
ひとり親という共通点があったとしても、すべての保護者の方と仲良くなれるわけではありません。また、必ず仲のいい人が見つからないといけないというわけでもないと思います。一番大切なのは自分とこどもの生活です。それを犠牲にしてまで友人づきあいをする必要はないと私は考えます。一人でも気の合う人がいたらラッキーくらいの気軽な気持ちで、ひとり親サークルなどに参加してみるといい出会いがあるかもしれません。