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夜間に預ける葛藤を和らげてくれた保育園との出会い

40代 女性

小学生になる子どもを育てるシングルマザーです。私の仕事は夜の勤務なので、夜間に預かってもらえる保育園を探していました。しかしなかなか枠に入ることができず、3歳まで仕事中は母に面倒を見てもらっていました。その後、夜間保育園に入ることができ、14時から夜中の2時頃まで預かってもらっていました。

夜、子どもを預けるのは母親からすると一大決心です。自分の大変さよりも子どもに対しての罪悪感がありますし、もちろん子どもにも負担があります。でも親が思うより子どもは驚くほどの順応性があり、逆に夜間だからこその成長が必ずあると思います。また、お世話になっていた保育園はとてもいい環境で、子どもが楽しそうに通っていたので安心して預けることができました。そのなかで苦労したのは、寝ている子どもを迎えに行くことです。そっと抱きかかえてもやはり起きてしまいますし、一度目が覚めるともう一度寝かしつけるのはなかなか大変なことでした。しかし、私たち親の気持ちに寄り添ってくれる保育士さんたちにもとても助けられ、無事に卒園することができました。いまでも親子で遊びに行くほど、私も子どももその保育園が大好きです。

そして子どもが小学生になって感じるのは、忍耐力が身に付いているということです。夜間保育は子ども自身も大変だったと思いますが、親ががんばっていると子どもも同じくらい、むしろそれ以上にがんばってくれるんだと思いました。最終的には母親が子どもをちゃんと愛していればそれを子どもは理解し、大変なことも親子の2人3脚できっと乗り越えられるはずです。息子と私にはすでに戦友のような強い絆が生まれています。子どもが成長して、夜間保育に葛藤していた時期もあったなと懐かしく思える日が来るのを楽しみに、これからも子育てをがんばりたいです。そして、私のように夜働く人が安心して預けられる保育園がもっと増えるといいなと思います。